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お試し町家暮らし

梶田香里さん

1980年生まれ A型
岐阜県美濃加茂市生まれ
その後、愛知県名古屋市、渥美半島の住まいを経て、
現在愛知県豊橋市でカフェ「ハーモニー食堂」をご夫婦で経営

郡上八幡に移住を検討している方々より、「トライアルで住んでみたい!仕事を探したり、知り合いを作ったり。リーズナブルに短期間住めるところが欲しい。」そんな声をもとに、この夏から「お試し町家」をご用意しました。お試し町家第1号のお客様に、1ヶ月住んでみての感想を伺いました。

 

「郡上八幡で暮らすことを考え始めたきっかけを教えてください。」

岐阜県の美濃加茂で生まれましたけど、よく父と一緒に徹夜踊りに郡上八幡に来てましたね。父が踊り助平で。八幡へ来るたびに町で踊って、川で泳いで飛び込んで、それが私の原風景です。でも、海への憧れもあって、結婚してからは海の近くに住みました。そこで子どもが産まれて、子育てを考えた時に、自然の中で子育てがしたいと思って、郡上八幡がいいなと。私の原風景と子育てのビジョンがいい感じに重なったんです。それがきっかけですね。

もともとの知り合いも郡上には多かったですが、昔からの仲間も郡上八幡に集まり出して。アースキャンプや郡上踊りに来るたびに友達が増えて、どんどん郡上を好きになっていきました。八幡の町の中で大人も楽しめる、それもきっかけのひとつです。

 

「郡上八幡で暮らすにあたって、気がかりであったことは何でしたか?」

地域コミュニティがよそ者を受け入れてくれるかどうかが心配でした。でも、実際にお試し町家に住んでみたら、1ヶ月しかいないとわかっているのに、近所の方がスイカを持ってきてくれたり、水撒きの時に水道を貸してくださったり、名前を憶えてくださったり…とてもやさしかったです。オープンマインドの方が多く、郡上弁の独特な言い回しで話しかけてくださったり。今回のことで、郡上へ住むことのハードルが下がりました。

 

「お試し町家での、郡上八幡の町家暮らしはどうでしたか?」

まったく不便はありませんでした。ただ町屋は隣家と壁がくっついているので、子供の声がうるさかったらどうしよう、と気を遣いました。

備品は室内にあるもので十分でした。色々と生活用品が揃っているので、布団と身の回りのものだけ持って来れば大丈夫でした。そうそう!外用箒があるといいと思いました。ご近所の方が、みなさん自分の家の周りだけでなく、お隣の前の道路まで掃除してらっしゃったので、そういうことを大事にされているのかな…と。

 

「ちょうど夏の時期でしたが、お子さんの郡上での夏休みはどうでしたか?」

毎日川で遊んでいました。最高です!こんな町の中ですぐに川に入れるところはなかなかないです。美濃加茂も川はありますが、コンクリートで固められているので、遊べる川、となるとだいぶ上流まで行かないといけませんでした。この夏はお店を郡上でやっていたので、その間は隣のお店の方がお子さんと一緒に川に連れて行ってくれて。あちこちお店に遊びに行って、おまけをしてもらっていたようです。

 

「短期滞在をしてみて、改めて実感したことや感想を教えて下さい。」

本当に理想的な原風景です。景色だけでなく、文化がある。大人も夜を飲み歩いたり、面白い人が多い。それに、田舎は仕事がない、というのが定番のキャッチコピーのように言われるけど、郡上は働く人を欲しがっているところが多いし、自分でも仕事が作れるところだと思いますね。観光地ですし、働くところはたくさんあります。特に夏場の飲食店は常に募集がある印象です。ごはん屋さんで食べていても、みんな「住んだらいいのに」「来たらいいやん!」と言ってくれて、「仕事はこんなのがあるよ」とか、「家を探しているなら、○○あたりが空いているかも。聞いてみようか?」なんて話がすぐに出てくる。数日の滞在だったら、お互いに「本当か!?」となると思うけど、短期滞在でしばらくいるとそんな話も出てくる。移住したい人にとっての準備期間として考えると、1ヶ月もあれば十分かなと思いました。

 

「郡上での暮らしは、今までの暮らしとはどんなところが違いましたか?」

愛知の住まいも自然が多い場所ですが、車がないと買い物も遊びに行くのも移動できないです。家と家も離れているので、案外近所の人との交流も少なかった。でも郡上八幡では歩いて遊びに行き、歩いて買い物に行く。わざわざ人と待ち合わせて話すのではなく、歩いていると偶然知り合いと会って、立ち話をする。そんな距離感がちょうどよかったです。

 

「休日はどんな風に過ごしてましたか?」

一日中、川です!(笑)あとは高山に行ったり、滝に行ったりしましたね。子供を野に放ってました。(笑)踊りへも子供はたくさん行ったみたいで、皆勤賞のスタンプをもらっていました。徹夜踊りに行っても、子供はいつの間にか友達を作って、連れ立って踊りの真ん中で踊るので、ずっと見ていないといけない!という不安がなかったです。大人は大人同士で踊って。誰かしらが見ていてくれる、そんな安心感がありました。

 

「トライアルショップのかき氷やさんをやっていらっしゃいましたね。どんな経緯で?1ヶ月やってどうでしたか?」

「こっちに引っ越したら、お店を開けたらいいなあ。お試し町家にいる間に、お店もお試しで出来たらいいなあ。」なんて言っていたら、みんなが探してくれて、「ここでやってみたら?」と紹介してもらいました。おかげで、お店をやるならこんな感じなのかな、と感じがつかめました。地元の人もたくさん来てくれましたし、町内の方々も来てくださって。かき氷の材料を買っていたら、「何かお店をやっているの?」とお店の方に聞かれて、「かき氷屋さんをやってます」と話すと、その方が食べに来てくださったり。いつかこちらでもお店をやれたらと思っています。

 

これから郡上でどんな夢を実現したいですか?

祭りに関わっている人が憧れです。祭りに関わっている大人たちはかっこいい。郡上八幡の暮らしの中で、かっこいい大人になれたらいいなと思います。私の父親も仲間でチームを作って、おそろいのハッピを着て、郡上踊りに来ていました。それに和太鼓もやっていましたし。そんな風に私も、郡上に住んだら踊りをやって…踊りの歌を担う、お囃子クラブにも興味があります!子供には、伝統文化に関わって、かっこいい大人の仲間入りをしてほしいと思いますね。()